肌にいい日焼け止め(選び方、SPF、PA、ノンケミカル)と使い方

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肌にいい日焼け止め(選び方、SPF、PA、ノンケミカル)と使い方

大気中に排出されたフロンガスによってオゾン層が破壊され、地上に到達する紫外線量がどんどん増加しているといわれています。しわやシミを始めとするお肌のさまざまなトラブルにとっては、この紫外線は大敵となります。


goingout.jpg1年を通して急激に量が増えるのが、春先の3月頃から。その後4月から9月にかけてピークを迎えます。年間紫外線量の70~80%が、この時期に地上に降りそそぐといわれます。10月~2月の間も量は減りますが、ゼロになるわけではありません。


ちょっとだけだからとか、冬だからといって油断をすると、あとでしわやシミができたり、進行が早くなったりして取り返しのつかないことになります。肌トラブル対策として、紫外線ケアは、もはや一年中行わなければならないのです。紫外線のことをきちんと知って、正しい予防とケアを行いましょう。

紫外線とは


紫外線とは、地上まで到達する太陽光線の中で波長が400nm以下の光のことで、その波長によってUV-A, UV-B, UV-Cの3種類に分けられます。UV-Cは波長がもっとも短く、大気層で吸収されてしまうので地表には届きません。肌に影響があるのは、UV-AとUV-Bです。


2sigaisen.jpgUV-Bは一部がオゾン層に吸収されますが、皮膚がんの原因とも言われています。


UV-Aは、ほとんどオゾン層に吸収されず雲も通過するので、曇りの日や雨の日でもうっかりできません。薄曇りの場合、快晴時の約8-9割のUV指数があるとのデータもあります。また乱反射するので、日陰でも思った以上に紫外線を浴びています。


詳しくは、> 肌に影響を与える2種類の紫外線

日焼け止め化粧品の選び方


◎日焼け止め化粧品のSPFとPAについて


SPFは、紫外線B波をどのぐらいカットできるかを表しています。大人が夏の日差しを浴びた場合、サンバーンが起きるまでの時間はふつう平均で約20分と言われています。その時間を何倍延ばすことができるか、それが、SPF値です。例えばSPF2なら、2倍の約40分に延ばすことができるというわけです。


では、SPF2の日焼け止め化粧品を塗ったら、約40分外にいてもシミにならないのでしょうか。残念ながら、そういう訳ではありません。サンバーンにはならないかもしれませんが、紫外線を100%完全にシャットアウトすることはできないので、皮膚は極わずかずつ紫外線を受けています。わずかな紫外線でも、少しずつ皮膚の細胞は変化し、やがてシミがつくられてしまうのです。


実際にSPFを選ぶときには、このことも考えて高めのSPFのものを選びます。普通、日常生活では外で日に当たる時間は1時間以下でしょう。1時間は20分の3倍なのでSPF3となりますが、用心して高めのSPF20が良いとされ、皮膚科学会でも推奨しています。外にいる時間がかなり長い人は、SPF30を選ぶといいでしょう。


PAは、紫外線A波をどのぐらいカットできるかを表しています。紫外線A波は、B波と違い、肌への影響が数日しないとはっきりしないので、正確な測定ができません。そこで、おおまかに3段階で効果が表示されています。やや効果がある(+)、効果がある(++)、非常に効果がある(+++)の3段階です。SPF値は世界共通の表示(基準は少し異なる)ですが、このPA値は日本だけの表示です。


肌の深部にまで到達する紫外線A波は、しわやシミなど肌の老化を早めるので、PA値も確認して選びましょう。日常生活でつける場合なら++、海や山、スキー場などに行くときには+++にします。


◎日焼け止め化粧品の選び方・使い方


毎日使う日焼け止め化粧品は、肌にやさしい、紫外線吸収剤を含まないものを選びましょう。「紫外線吸収剤不使用」または「ノンケミカル」と表示されています。そして、普通の日常生活にはSPF20ぐらいのもので、PA++。仕事で外にいることが少し多い人は、SPF30ぐらいがいいでしょう。


またクリームや乳液などのタイプが、肌にやさしいです。ウォータープルーフは落とすときに肌をいため、しわやシミの原因にもなったりすることもあるので、毎日使うのは避けた方が無難でしょう。


日焼け止め効果のあるファンデーションや下地クリームがありますが、「ノンケミカルタイプ」ではないものが多いようです。「ノンケミカルタイプ」の日焼け止めクリームを下地クリームとして使い、上からパウダーファンデーション(日焼け止め効果がなくて充分です)をぬるといいでしょう。


SPF値を測定するときには、1平方センチメートルあたり2ミリグラムの日焼け止めを塗っています。実際に多くの人が使っている量は、それよりかなり少ないと(約1/4程度)と言われています。べたついて苦手なら、日に一番当たりやすい頬骨、鼻などは後から上に少し重ね塗りをしておくのがおすすめです。


また汗をふいたりすると、日焼け止め化粧品も一緒に落ちてしまいます。厚く塗ることも大事ですが、マメに塗りなおし、いつもしっかり日焼け止め化粧品が皮膚を守るようにしておくことも大切です。


海や山、スキー場にいく場合は、ノンケミカルにはあまりこだわらず、SPF50か50+、PA+++でウォータープルーフのものを選びます。多少の肌荒れよりは、とにかく紫外線をカットし、しわやシミを少しでもつくらないように考えましょう。肌が弱い人は、顔はSPF30のものにして厚くぬり、その上からパウダーファンデーションを重ねます。

日焼け止めと一緒に摂りたいビタミンなど


ビタミンCには強い抗酸化力があり、紫外線によって発生する活性酸素を排除してくれます。紫外線を多く浴びそうな日の約2週間前からビタミンCをたくさん摂取しておくと、紫外線への抵抗力がついてシミの予防になるというデータがあります。


同じ量のビタミンCを摂っても、サプリメントより食事からのほうが体内への吸収率が高くなります。サプリメントだけに頼らずに、食生活を見直してなるべく食事から摂るように心がけましょう。


またビタミンCだけでなく、ビタミンA、E、ポリフェノールなどにも強い抗酸化作用があります。これらの栄養素をうまく食事に取り入れれば、紫外線だけでなく肌の老化予防にもなり、しわやシミの対策になります。

生理前は、しっかりと日焼け止めなどで紫外線対策を


生理前は、黄体ホルモンが紫外線感受性を高めるので、日焼けしやすくなります。妊娠中やピルを飲んでいるときも同じです。こういったときには、日焼け止めや食事で、紫外線予防にいっそう気を配りましょう。不規則な生活で、ホルモンバランスが崩れるとよりシミなどができやすくなるので、要注意です。


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